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by kyouhei414
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癌・ギランバレー☆闘病記のH・P管理者の日記。
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悲しいということ
先日、父の同級生が亡き父に会いに来てくれた。お供えを大事そうに持って来てくれたその姿はお元気そうで安心をした。

この方達は父が発病をしてからその方たちは時々父に会いに来てくれたが、その時からずっと私の事も気にしていてくれる。時々おはがきを頂いたり、こうして顔を見せに来てくれるということは、とても嬉しく思っている。新しい友達が出来た気持ちにすらなる。年齢を考えると友達と思うことは失礼に当たるが、それだけ友好的で暖かい人たちだ。

父には仲の良いいくつかのグループがあり、このお二人はその一つのグループのお友達だが、その他のグループの方たちはこうして訪ねてくれるということは少なく、徐々に父の事が思い出になり父の存在すらが遠いものになっていく事を実感する。もちろん当たり前のことだと思ってはいるが。
私の周りでも父の事を口にする人が減ってきている。これも当然のことだと思っているが。

少し前は、悲しみだけではなく辛いという気持ちも強かった。一体どうしてこんな事になったのか? どうして父がいなくなったのか、そう考える事も毎日だった。父の部屋もずっとそのままにしてあり、いつも座って本を読んでいた父の姿を見れないことも辛い気持ちを倍増させていた。何時になったら悲しみがなくなるのだろうかと、悲しみを消し去る方法を模索したこともある。
しかし、こうして父の事を悲しんでくれる人が徐々に減ってくるのを感じると、悲しみというものがいとおしくなる。しかし決して悲しんでくれる事を願っている訳ではない。ただ思い出でいいから時々思い出して欲しいと我侭な感情を抱く。そんなことを思うのはいけないことだろうか?

そして、今まで消し去る方法を考えていた「悲しみ」と言う気持ちを、消し去りたくないと思うようになってきた。
一人ぐらい悲しみを抱えてもいいじゃないか? それは父を思う気持ちの表れれなのだから悲しみや愛惜が続くことが当たり前なんだ、と思えるようにもなってきた。


このお二人が少しご無沙汰をしたと私と母に誤り「あなた達の事は忘れてなんていません。忘るはずないです」と言ってくれた。何より暖かい愛情を感じる言葉だった。
私も父に「忘れてなんていないよ。忘れるはずないでしょ?」と言ってみることにした。
父がいたら何も言わずそっと微笑むだろう。
by kyouhei414 | 2005-07-16 00:28 |
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